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「軽井沢昆虫クラブ_昆虫探索記」の記事
第25回 軽井沢昆虫クラブ 海の日ですが山に行こう!
2018年7月16日海の日の昆虫クラブ。初参加の子も多かったので、まずは基礎講座から。「昆虫採集に、虫かごは使いません」「ええ〜?」「蝶やトンボは三角紙という紙に入れ、甲虫類はピルケースに入れます」。ふふふ。いいね、いいね。これだけでみんなワンランクアップだぞ! でも、初参加なのに手作りの三角紙ケースを持参したツワモノも。道場破りも大歓迎!^_^
まずは森へ。ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、カブトムシなどなど、次々と見つける部員たち。ノコギリクワガタやコクワガタは、木のウロなどに隠れているのを、サーチライトとピンセットで取り出します。でも、ミヤマクワガタやカブトムシは、写真のように木にとまっているので、ひたすら目視!
ノコギリクワガタに続きミヤマクワガタもいました!昆虫クラブの掟は「クワガタ・カブトは見つけた子のもの」。子供たちは高い木を見上げて一生懸命探しています。
午後はおにぎり持って山へ! エノキの林ではオオムラサキが乱舞していました。卵を産むのに忙しいメス。気まぐれにときどき舞い降りてくるオス。中学生の蝶好き女子が見事なジャンプでGET! 見晴らしのよい崖を抜け、畑沿いを歩いていると、モンシロチョウ、モンキチョウのほかにアゲハがたくさん。高原とはいえ日中は30℃。強い日差しの下、部員たちは走る走る! こまめな水分補給と休憩を入れながら、安全第一に。^_^
夕方は田んぼへ。この日の本命、ゲンゴロウ探し!暑さもやわらぎ、風が心地よい夕暮れ…と思ったら、ポツリ、ポツリ、ポツポツ…ザザーッ! 突然の夕立にもめげず、びしょ濡れになりながら、どこか嬉しそうに網を繰る子どもたち。しかし、ゴロゴロゴロゴロ…と不気味な音が近づいてきたので大急ぎて退避しました。田んぼでは雷が落ちやすいので、傘や虫網を持ってつっ立っていてはダメ。一刻も早く退避しましょう。
朝9時から夕方6時過ぎまで、ひたすら昆虫を追いかけた子どもたち。お疲れ様でした〜。林の中の木漏れ日、夕立のあとのキレイな光、里山の自然が見せてくれた一瞬のきらめきを、大きくなったとき思い出してくれたらうれしいぞ。^_^